- HOME>
- ブログ
- 超硬金型のメリット
-
2023-08-12
カテゴリ:日々出来事・お知らせ
酷暑が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
さて、私ども中央ダイスが得意としている製品に超硬の金型がございます。
一般的に超硬材は鉄等を削るための刃物として用いられますが、塑性加工の分野においては主に加工材の形を作る部位に使われています。塑性加工の単純な概念としては「金型は加工素材より硬ければよい」わけで、スチール材の冷間塑性であればハイス鋼やダイス鋼などで充分なわけです。
では塑性加工において超硬材を用いるメリットとはなんなのか?
私たちがお伝えする超硬のメリットは「精度」です。
「磨耗が少ない」「かじり難い」等々いろいろ他のメリットもありますが、なによりワーク(加工物)の精度が安定することにあります。
冷間塑性は常温での塑性加工となりますが、加工時の瞬間温度はおおよそ350~400℃とかなりの高温です。そういった点では超硬はスチール材に比べて熱膨張の割合が低く、温度変異での寸法変化が少ないことが特徴です。
例えば、丸いスチール材などを常温の定盤の上で測定して、つぎに手でしばらく握ってからマイクロメーターなどで測ると0.02~3mm簡単に変わってしまいます。ところが超硬やセラミックなどはこのような温度変化に対し、約0.001~0.003mmの変化程度で抑えられます。測定器を扱われている方ならよくご存じと思いますが、マイクロメーターや三次元測定器マスターの扱い方の”あれ”です。
昨今、加工物への要求精度は飛躍的に上がっていて、あらゆるところに1/100台の公差が求められています。そんなシビアな加工品を扱われているお客様ばかりですので、より一層超硬のメリット活かしていただければと思います。
この酷暑では生産現場での常温もなかなかあてにならないかもしれませんが・・・・・。
少しでも皆様のお役に立てる金型づくりができればと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。
- 夏季休業日のお知らせ
-
2023-08-11
カテゴリ:日々出来事・お知らせ
平素よりご愛顧いただきありがとうございます。
8月12日~20日の間、夏季休業をいただきます。
休み明け21日より通常通りの業務となります。
引き続きご愛顧いただけますようよろしくお願い致します。
- 金型での"磨き“の重要性
-
2021-10-22
カテゴリ:日々出来事・お知らせ
こんにちわ。
ここ数日、朝晩といきなり冷え込んでまいりました。
考えてもみればすでに10月後半ですからむしろ、これくらいの気温が当たり前なのですが・・・・・。
さて、皆さんは金型でいうところの「磨き」はご存知でしょうか?
金型に触れられる方ですとご存知のかたが多いと思います。
その「磨き」のなかでも「LAP処理」は高度な技術の一つとなります。
LAP処理の良し悪しを判断するのは主に“面粗度”が一つの物差しになります。
規格はRaであったり、Rzであったりと各企業さんで用いる規格は様々です。
ところが塑性金型においては面粗度だけでは判断できないLAP処理の「良し悪し」があります。
単にギラギラに光らせたり、面粗度を出すのは意外とむずかしくはありません。
金型のLAP処理において一番重要なのは「形状を維持し、如何に前工程のツールマークを消すか」です。
これをわかっているLAP処理とわかっていないLAP処理では金型寿命に大きな差が生まれます。
実際、見る人が見ると磨きの違いがすぐにわかってしまうくらいです。
金型のメーカーを安いところに変えたが寿命が良くない、コーティングをしても思うように改善しないなど「LAP処理」の問題が多いのも事実です。
一度見直してみてはいかがでしょうか。
ちなみにここからは当社のPRとなります。
自社でLAPしてもあまり寿命が変わらない、コーティングをしてもそれほど改善しないなどありましたら私どものLAP処理をお試しください。
40年培った技量で丹精込めて磨きます。
- コロナウィルス対策につきまして
-
2021-08-25
カテゴリ:日々出来事・お知らせ
コロナウイルス対策に伴う緊急事態宣言が発出されることになりました。
お取引先様によっては、原則対面での打ち合わせは厳禁もしくは来社規制をとられるところもあるようです。
当社ではご来社いただくことにつきましては規制はしてはおりません。
社内ではマスク・手洗い・常時換気など基本的な対策を実施しており、社員のワクチン接種率は90%以上となりました。
ご来社の際につきましては、何卒ご自身での自己防衛をよろしくお願い致します。
また各入場出入口にアルコール消毒液を設置しておりますので積極的にご使用いただくことをお願い致します。
今後も政府自治体、各企業の動向を注視しながら対策を行ってまいります。
- 設備利用のご紹介 500tプレス編
-
2021-06-09
カテゴリ:日々出来事・お知らせ
暑い日々がはじまりましたが皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
そろそろコロナ禍も終息してほしいですが・・・・・
さて、突然ですが当社の設備のなかで結構人気があるのが東郷工場に設置されている”500t油圧プレス”です。
お客さまからのご依頼で多いのは試作トライでの使用。
当社では工程設計から金型製作を一貫で行うのと同時に、500tプレスを使用した試打ちまで可能となります。
(お持ちのプレスやダイセット等への互換性や仕様にもよりますが・・・・・・)
簡易な形状確認などであれば、金型を持ち込んでいただいての試打ちも可能です。
当社スタッフがトライの間、常駐で操作・サポートいたします。
また、トライ中の金型の修正や形状変更も可能な限り迅速にバックアップいたします。
ご連絡いただければ詳しいプレスの仕様をお伝えいたします。
一度お試しくださいませ。